「初期ビートルズの最高傑作」おすすめ度
★★★★★いわゆる最初期のビートルズ作品の中では最高傑作なのではないでしょうか?
と言うよりも、"Please Please Me","With The Beatles"と来て最初の傑作と言えるんではないでしょうか?
前2作は確かに良い曲がたくさんありますが、
「このアルバムは傑作だ!」と言えるのはこの"Hard Days Night"が最初だと思うのです。
トータル性という意味でも、映画のサウンドトラックということもあって凄く統一感があります。
映画をご覧になった方はそのシーンが思い浮かんでたまらないと思うし、
このアルバムを聴いてから映画をご覧になる方も非常に楽しめる筈です。
僕は2曲目を聴くと列車内の演奏シーンがいつも重なってまぶたの裏に浮かび上がってきます。
映画とセットで楽しめる数少ないサウンドトラックです。
是非二粒とも味わって頂くことをお勧めします。
それにしてもジョンの創造の泉が凄いです、本当に。
ビートルズに興味を持っていて、最初期のサウンドが好きだ。
でもどのオリジナルから聴き始めていいかわからない。
そういう方にはこの"Hard Days Night"がもってこいだと思います。
最高のロックンロールがここにあります。
「初期ビートルズの最高傑作!」
おすすめ度 ★★★★★
「ワン・ツー・スリー・フォー!」で始まったファーストアルバム、「イエーイエーイエー!」で始まったセカンドアルバムに続き、こちらがジャカジャーン!で始まるサードアルバムです。
今回は全曲オリジナル。
ただひたすらに若さと勢い溢れるビートルズの音楽が最初から最後までギッシリです。
初期のビートルズのオリジナルアルバムを1枚と思ったら、やっぱりこれをお勧めします。
ちなみに、同名映画のサントラという形なわけで、アルバムの邦題は映画の邦題に合わせて「ビートルズがやって来る・ヤァ!ヤァ!ヤァ!」と言います。
今にして思えば、無茶な邦題だと思いますが、当時の若者達の気持ちを代弁した画期的なタイトルだったんでしょう(たぶん)。
まず、例によって冒頭が聴きどこァ?。
アルバムタイトル曲ともなった「A Hard Day's Night」のイントロは必聴ですね。
「ジャカジャーーーーーン!!・・・いっびーなはーーでーぃずないー」の「ジャカジャーン!」と「いっびーな」の間の「タメ」が最高にCoolです(わかる人にしかわからない説明でごめんなさい)。
表題曲以外でも、このころのジョン・レノンは本当に真直ぐでカッコ良いですね。
「I Should Have Known Better」のハーモニカがカッコ良くって、ブルースハープ買って来てマネして吹いたりしてたなあ。
その他、「And I Love Her」「Can't Buy Me Love」など、どこを切っても名曲メジロ押しです。
「ジョン・レノンの最高傑作」
おすすめ度 ★★★★★
ビートルズの、というよりも、これはジョンの最高傑作。解説にもあるが、このころがジョン・レノンのピークだ。曲作り、歌唱、声量、声質、申し分ない。後にも何度かのピークを迎えるジョンだが、このころを越えるものはない。
全曲オリジナルで、そのほとんどはLennon-McCartney とクレジットされているが、後年彼が暴露したところによると、単独の作品も多い。リードをとっている曲はほぼ自作と考えてよさそうだ。
CD化された時にモノラル音源に統一されたため、Aなどは耳慣れたステレオ音源のイントロのハーモニカが途切れるヴァージョンが聴けなくて残念(ブートでは聴けるけど)。
このころはモノとステレオは別々に制作されていたようで、両者の間にはヴァージョン違い、テイク違いがふんだんにある。「アンソロジー」みたいなものまで出したんだから、次は「モノ・ステレオ両ヴァージョン収録」の企画を考えるべき。
「ビートルズ初のオリジナルで締められた一枚です。」
おすすめ度 ★★★★★
社会現象となったThe Beatlesの3rd albumです。その若々しいpowerは絶大で、とにかく素晴らしい演奏が繰り広げられます。映画のsound trackと言うこともあり、元気溌溂なnumberが目白うし、さらにすべてがoriginalということも圧倒されます。@のguitar chordから繰り出されるカッコいいtitle曲、BDの名曲ballad、Fの有名rock number、以降はJohnの旅日記のように繰り広げられ、もはや敵無しの感が否めません。全米でも火が点いた頃で、大成功に至った理由も managementの成果が幅を利かせたのも事実ですが、やはり彼らの実力に勝ることはないでしょう。音楽の他にも、stageに立つ自由自在の彼らの variationは美しく、Paulが唯一左利きであるのが映画を見ていても「あっ、またしてもBeatles」と屈服してしまいます。やはり凄い!!
「ビートルズの4人が一番楽しそうに見えた頃!」
おすすめ度 ★★★★★
A Hard Day's Night のイントロが堪らないですね。ホントに素晴らしい。
この頃のビートルズは、若さが溢れていて、みんな仲が良さそうで安心して聴いていられますね。ジョンの曲が多く、ジョンがグループを引っ張っていた印象を受けます。
A Hard Day's Night もそうですけどCan't Buy Me Love などポールとジョンが一緒に歌っていて、当時はどっちがジョンでどっちがポールかわからない、などと言われてました。
ポールとジョンが一緒に歌っている、ビートルズの4人が楽しそうに演奏している。
でも、もう二度と聴けないんだなぁと思うと涙がこぼれました。
「ジョンレノンのビートルズが聴ける、傑作アルバム!」
おすすめ度 ★★★★★
最高の作品だ!いろんな意味でなんとも痛快なアルバムである。偶然ではあるが『若きビートルズの類い稀な才能と、何者にも止める事の出来ない勢い』この一瞬を永遠に封じ込めたアルバムである。時間の風化を受けながら常に輝き続ける奇蹟のアルバムである。このアルバムはただ単にオリジナルの楽曲を集めただけに過ぎない、コンセプトどころかテーマもない、映画に使われた曲にアルバムとしてのボリュームを整える為、新曲を追加した?せいぜいそんなところだと思う。世界のロックミュージック作品の価値がシングル単位からアルバム単位に取って代るのは彼らの『サージェント・・』を待たなくてはならない。本人達が何も意識せず、本能と才能の赴くまま製作した本アルバムは後期における擦り切れたような消耗と緊張感がまったく無い、元気はつらつとし、何事にも臆しない自信と野心に満ち溢れたジョンレノンがそこにいる。歌詞の世界の広がり・楽曲の妙は後期のそれとは比べるべくも無いが、理屈や技巧を差し引いて有り余る魅力がここには存在する。とにかく聞いて欲しい、デビューした頃の本来のビートルズを!出来ることならモノラル1スピーカーで大音量にて。短波ラジオが中心の時代彼らの狙っていた音、それに近い音である。
「邦題を付けたのはあの人。」
おすすめ度 ★★★★★
3枚目のアルバムで全ての曲がジョン・レノンとポール・マッカートニーの
曲で固められている(実は全てこの2人の曲によるアルバムはこれのみ)。
初主演映画のサントラも兼ねており、前半7曲がそれにあたる。
全体を通してジョン色が最も強い作品で(9曲)、ポールの出番があまりない(3曲)。
初期のビートルズを象徴するアルバムである。
ちなみに「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」という映画の邦題は
現映画評論家の水野晴郎氏が付けたタイトルである。
曲目リスト
1.ビートルズがやって来るヤァ! ヤァ! ヤァ!
2.恋する二人
3.恋におちたら
4.すてきなダンス
5.アンド・アイ・ラヴ・ハー
6.テル・ミー・ホワイ
7.キャント・バイ・ミー・ラヴ
8.エニイ・タイム・アット・オール
9.ぼくが泣く
10.今日の誓い
11.家に帰れば
12.ユー・キャント・ドゥ・ザット
13.アイル・ビー・バック
概要
アルバムと同名のビートルズ初主演映画のサントラ盤として、64年7月にリリースされたサードアルバム。全曲レノン=マッカートニーのオリジナルで構成された唯一のアルバムでもある。
特にジョン・レノンの創造力が最初のピークにさしかかっていた時期だけに彼の色が強く出ているが、<5>は稀代のメロディメーカー、ポール・マッカートニーがいよいよその可能性を世に示した曲として重要な1曲。また、このアルバムならびに映画でジョージが使用した12弦ギターが、その後のフォークロックに与えた影響も忘れてはならない。(星野吉男)