この曲を聴くだけでも価値のあるアルバムだ！

「新しいファンには分かりにくいけれど…」
おすすめ度　★★★★★

歴史を辿るのが嫌いな人にはビートルズがシングルとして発表した曲をオリジナルアルバムに収録してないなんて信じられないのではないか？このパストマスターズ２は、「ビートルズ１」の発表によってほとんど意味を成さなくなったパストマスターズ１と違って必聴の曲が数多く収録されている。マスタリングのせいか音も良い。得にお薦めなのは「レイン」「ドントレットミーダウン」の２曲。この２曲を聴く為にこのアルバムを買うべきだと思う。「ネイキッド」も発売されたけど、こちらに収録されている「ドントレットミーダウン」の方が明らかにすばらしい。ジャケットにはもう少し購買意欲をそそるデザインを採用して欲しかったが（まあ、ホワイトアルバムの例もあるけれど…）、偏見を持たずにゲットして欲しい一枚である。「青盤」「赤盤」に頼らずに、全オリジナルアルバムと「パストマスターズ１＆２」、「イエローサヴマリン・ソングトラック」「ビートルズ１」「ネイキッド」を所有する事をお薦めします。その後に「アンソロジーシリーズ」に進んで欲しいものです。

「入門にも最適」
おすすめ度　★★★★★

「リボルバー｣以降、シュールでアナ―キーな楽曲も多々創作したビートルズだが、ここに収められたナンバーはアイドル時代とは一線を画すクオリティ―を示しながらも、あくまでポップスとして聴き心地の良い曲が並んでいるので、万人に勧められる。　余談だが、もしビートルズの代表曲がこのアルバムに入っているもので全てだとしても、６０年代を語る時、彼らの名がまっさきに挙げられるだろう。　（しかし実際にはこの十倍以上もの名曲を生んだわけだから、もはや怪物という他は無い。）これから聴き始める人にはオリジナル・アルバムならば「ラバー・ソウル｣ベスト版形式のものならこれをお勧めしたい。

「アルバム作品を揃える人にはお勧め！」
おすすめ度　★★★★★

アルバムで聞くことが出来ないシングル発売された曲を年代順に並べたもの。 「Ｖｏｌ.１」とは、曲調がかなり変わってきていることがわかる。 アルバムで言えば「ラバーソウル」〜「レット・イット・ビー」まで。 Ａ面の曲はすべてビルボードＮＯ．１のヒット曲。 ビートルズの最大のヒット曲といわれる「ヘイ・ジュード」。

「レット・イット・ビー」のシングル・ヴァージョン。ジョージのリードギターがアルバム作品と違っていて間奏部分は聞き比べると味わい深い。 「ゲットバック」はアドリブの入るヴァージョンでポールがメチャ格好よい。「ジョンとヨーコのバラード」

アルバムとはヴァージョンの異なるジョンの作品「アクロス・ジ・ユニバース」など物凄い大ヒットにして名曲がズラリと並んでいる。 「赤盤」「青盤」などのベストアルバムでは、アルバム作品を揃えようという人には重なる曲がでてくるので、パストマスターズの方がお勧め！


曲目リスト

1.デイ・トリッパー
2.恋を抱きしめよう
3.ペイパーバック・ライター
4.レイン
5.レディ・マドンナ
6.ジ・インナー・ライト
7.ヘイ・ジュード
8.レボリューション
9.ゲット・バック
10.ドント・レット・ミー・ダウン
11.ジョンとヨーコのバラード
12.オールド・ブラウン・シュー
13.アクロス・ザ・ユニバース
14.レット・イット・ビー
15.ユー・ノウ・マイ・ネーム


概要

彼らのアルバム未収録曲及び「抱きしめたい」や「シー・ラヴズ・ユー」のドイツ語ヴァージョンといった別ヴァージョンを収録したありがたい編集盤。1,2ともに88年の発表。