「Zeppの最も有名なアルバム」おすすめ度
★★★★★Zeppを聴き始めるのは、本作かセカンドかということになるの
だろうか。
ジョンジーが持ってきた変則リフが素晴らしいBlack Dog。
リトル・リチャードの曲をボンゾが叩き始めたことにより、
あっという間に完成したというRock And Roll(後半、
入ってくるピアノは、故イアン・ステュワートという説がある。)
故サンディ・デニーをゲスト・ボーカルに迎えた、
The Battle Of Evermore、美しい響きのマンドリンはペイジ、
アコギはジョンジー。
ジョンジーのフェンダー・ローズがいい隠し味となっている
Misty Mountain Hop、この曲はボンゾのドラミングも最高。
東洋の旋律とへヴィー・ロックの融合したFour Sticks、
ジョンジーのモーグ・シンセがいい味を出している。
ジョニ・ミッチェルに捧げられたという、Going To California、
ここでは、ペイジがアコギ、ジョンジーがマンドリン。
最後が、ペイジの「ブルースをヘヴィーにクレイジーにやりた
い。」という発言の成功例、When The Levee Breaks、この
曲のボンゾのドラム・サウンドは実に素晴らしいし、プラント
のハーモニカも、ペイジのギンギンのスライド・ギターも良い。
この、アルバムを聴くたびに思い出すことがある。20年以上前、
渋谷のタワレコのシングル盤コーナーのZepのところに、
「"天国への階段"はシングルになっていません」
と張り紙がしてあった。
収録曲すべて名曲。
「いいです。」
おすすめ度 ★★★★★
好きな仲間の間では’名もないアルバム’と呼ばれています。
毎回「これが最後か?」とも思ってしまう濃いアルバムつくりはアッパレだと感じていました。
ヘビーだとかメタルだとかR&Bだとかケルトとか・・色々言われるようですが、いつもそこにツェッペリンはいたのだということかもしれません。
VのImmigrant Song に続くようなBlack Dog や Rock'n Roll も好きです。Stairway to Heaven のエンディング’To be a Rock, and not Roll!’がお気に入りのフレーズです。
「ツェッペリンへの階段」
おすすめ度 ★★★★★
その昔、始めて買ったツェッペリンのLPがこれだったせいもあるのだが、個人的にはこれが一番好きだ。(嫌いなのがある訳ではないが)「ブラックドック」「ロックンロール」といきなり飛ばして「天国への階段」に至るA面ばかりを聴き込んでいたような気がする。ヘッドフォンを買う金がないもので、スピーカー二本を向かい合わせに置き、その間に頭を突っ込んで大音量で聴いた馬鹿は私です。
そう言う主観的なことばかり書いても参考にならないので、少し客観的に観てみたが、やはりこれはロック史を彩る名盤の一枚に違いないと思う。また、ツェッペリン初心者にとって一番入りやすく、ツェッペリンの様々な顔を一枚で体感できるのがこのアルバムだとも思う。お勧めです。
「これもロック史上不朽の名盤」
おすすめ度 ★★★★★
ロックの頂点ともいうべき、「天国への階段」が収録されていることで、有名なアルバム。もちろんそれのみでなく、@「ブラックドッグ」のコピーできなないギターソロの音と印象的なリフ、元気なA、澄んだ音がファンタスティックなアコースティックのFなど、名曲だらけで、もう完璧です。前作でアコが多すぎたせいか不評を買った彼等ですが、このWの発表で、全世界を黙らせてしまいました。無論燦然と輝くのが、Cの「天国への階段」。あの、カラヤンが絶賛した曲としても有名です。何度聴いても良い曲です。ドラマティックな展開、意味深い詞、感情のこもったヴォーカルとギターソロ、どれをとっても脱帽です。ツェッペリンをまだ聴いたことない人、名曲の収録された本アルバムから入ってはいかがでし!!うか?
「名曲揃い」
おすすめ度 ★★★★★
前作でのハード・サイドとアコースティク・サイドが自然な形で同居していて、スケール感は圧倒的に壮大なものになった。“ブラック・ドッグ”“ロックン・ロール”というハード・ナンバーと“天国の階段”という際立って美しいナンバーが理想的なバランスで並んでいる。彼らの最高傑作との呼び声が高いのも当然だ。また、その3曲以外の地味な楽曲もまた、いいんだな、コレが・・・。細かな録音テクにも注目したい。衝動の構築が見事だ。
「4シンボルズというハード・ロック最終奥義」
おすすめ度 ★★★★★
1971年発表。通称『4シンボルズ』。レッド・ツェッペリン4枚目のアルバム。1969年2月にデビュー・アルバムを発表して以来ほぼ1年1作の割合でレッド・ツェッペリンはアルバムを発表していく。
ジミー・ペイジは多種多様な可能性をこの不世出のロック・ユニットであるレッド・ツェッペリンに感じていて、試してみたくてたまらない音楽がたくさんあったのだろう。そのため前作IIIは、端々にジミー・ペイジのその思いが感じられる。試してみたくてたまらない音楽がたくさんあるのだが、I・IIの路線があまりにファンの気持ちとレッド・ツェッペリンに対するイメージを確立してしまっため、ある種のジレンマにおちいっていたと思われる。それが押さえ切れず、出来上がったのが前作IIIだと思う。
しかしながらファンはその方向性を酷評。それなら見てみろとジミー・ペイジが意地を見せたのが本作IVである。
随所にファンが求める『レッド・ツェッペリン』がちりばめられ、全く隙を見せない(●^o^●)。ジミー・ペイジが君たちの言いたいことなんて分かってんだよ、と言いたそうなのが見えるようだ。そしてジミー・ペイジは次作Vでは『レッド・ツェッペリン』という不世出のユニットを自らの望むままに動かし、IV でファンの期待通りのレッド・ツェッペリンをジミー・ペイジが完璧までに演出して見せておいて、今回は僕が好きにこのユニットでやってみたい音楽をやるよ、というアルバムを作っている。つまりVでは、一つに彼流のプログレのアプローチ、そして彼流のレゲエではなかったのかと思う。『The Song Remain The Same』や『No Quarter』が彼流のプログレ、『ディジャ・メイク・ハー』が彼流のレゲエというわけだ。
ともあれ、本作はハード・ロック・ファンの求める完全無欠な『レッド・ツェッペリン』である。1曲として駄曲はない。4の『Stairway To Heaven』は常に彼らのライヴのトリの曲である。その詩も素晴らしい。不世出の名盤にして聖典である。
曲目リスト
1.Black dog
2.Rock 'n' roll
3.Battle of Evermore
4.Stairway to Heaven
5.Misty mountain hop
6.Four sticks
7.Going to California
8.When the levee breaks
概要
レッドツェッペリンが、前作『V』で酷評された怒りを爆発させ、ロック史上、確実に名を残すことを決定づけた名盤。キャッチーなギターのリフと、激しいヴォーカル、うねるベースと腰にくるドラムが一体となって、バンドの実力を目一杯発揮したアルバムになっている。
特に多くのファンを魅了した<4>は、そのドラマチックな展開といい、後のロックバンドに与えた影響は計りしれない。ロックンロールから繊細なトラッドフォークをベースにした曲まで、4ピースバンドの表現の限界を越えたアルバムである。(たかいしさとし)