「技術的に最も充実した時期の記録です」おすすめ度
★★★★★ストーンズの歴史の中で,一番技術的に充実していた時期がテイラーの参加していたこの時期です。この時期のスタジオ盤を聞けば、以降の彼等の音楽がかなりラフに仕上られている事に気付く人も多いでしょう。どちらが良いかは人により,また時代によって評価が分かれるのですが,このアルバムに記録された実況は紛れもなく彼等の歴史上で,演奏力の最も高かった時代である事を証明する記録なのです。「悪魔を・・・」で左右に別れてしのぎを削る二人のソロギターは彼等の音楽には珍しく,心地良ささえ感じる。
この時代があったからこそ,彼等は後にステージでやりたいほうだいしても文句を言われる事のない超大物バンドになれたのではないかって思ってしまう。
彼等の実況盤にはそれぞれに色々な特徴が刻まれているのだが,これはテイラーがこの時期彼等に及ぼした影響の大きさを測り知る名演奏ばかりが収められている。映画よりもアルバムの方に価値を感じる。
「最高のライブ!(但し時間が短い・・)」
おすすめ度 ★★★★★
現在のストーンズのライブは25曲位で3時間近くやっています。ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト当時は15曲弱で1時間半程だったと聞きます。今のライブが悪いと言う訳では無いのですが、今と比べこのアルバムを聴くと演奏密度は異常に高いのを認識させられます(特にDmidnight ramblerやEsympathy for the devil)。サポート・ミュージシャンも限られ「ストーンズの演奏」を楽しめる本当に凄いライブです。
ジャケットのやる気の無さはかなり確信犯的で、自分達の音楽に対する自信から来た物と感じられます。興奮するMCと観客のどよめきに世界最強のライブバンドの成熟の軌跡をたどれます。更にスリリングな演奏に聴いている間中シビれる事請け合いです。
「ノリに乗った時期の素晴らしいライブアルバム」
おすすめ度 ★★★★★
数あるライブの中でもベストと言い切る人が多い傑作アルバム
この時期のストーンズは正にNO1ロックバンドの名に恥じない素晴らしい演奏、雰囲気、存在感。
ブルースを基調にした素晴らしい楽曲は今の時代になっても歴史を超え心に響くのです。
チャックベリーの曲も演奏していますが、かっこいいですねぇ♪
「これが大好きなストーンズの音、最高のライブ」
おすすめ度 ★★★★★
30年来のお付き合いとなるストーンズの音ですが、一番好きなのはこの頃なんです。
"Beggars' Banquet"、"Let it Bleed"といった傑作をリリースした後のライブであり、選曲も彼らお得意のナンバーがズラリ。彼ら独特の濁りとうねりを充満させながらもまとまりのあるplayがとても魅力的です。
聴き所はどっさりありますが、例えば"Love in Vain"、"Sympathy for the devil"で唸りを上げるKeithのギター、これがストーンズの音だって感じる瞬間。特に後者で聴かれるKeithのソロはストーンズそのものを凝縮したようで戦慄すら憶えます(これに続くMick Taylorのソロもこれがまたいい)。
スタジオワークでの凝った音よりもライブでの音作りを採った彼らの真骨頂として、意気込みと自信がそのまま収められた、ストーンズファンにはタマラナイ作品がこれです。
「ストーンズの「ベスト・ライブ・アルバム」!ですよねぇ?」
おすすめ度 ★★★★★
これ、私は個人的に"ストーンズ"の「ベスト・ライブ・アルバム」だと思っております。シンプルかつハードなんですよねぇ〜。選曲も申し分有りません、全く。
中でも「悪魔を憐れむ歌」の"ライブアレンジ"はかなり良いですよね。パーカッションが省かれている分、ギターのフレーズが光ります。アニメの「ルパン三世」で番組中に良く流れていた「悪魔を憐れむ歌」はこのライブバージョンなんです、実は。その手の人も必聴です!
買うべし!!!
曲目リスト
1.ジャンピン・ジャック・フラッシュ
2.かわいいキャロル
3.ストレイ・キャット・ブルース
4.むなしき愛
5.ミッドナイト・ランブラー
6.悪魔を憐れむ歌
7.リヴ・ウィズ・ミー
8.リトル・クイニー
9.ホンキー・トンク・ウィメン
10.ストリート・ファイティング・マン ※〈CD/SACDハイブリッド仕様〉
概要
70年9月リリースの2枚目のライヴ・アルバム。1969年に行なわれたUSツアーのマジソン・スクエア・ガーデンでの公演を主に収録。ライヴ・バンドとしてのストーンズの魅力あふれる1枚。