「初めてミスチルのアルバムを買う人にはオススメはできない1枚かも」おすすめ度
★★★★★1枚のCDとしてよくまとまっていて本当に良い作品です。が、これからミスチルのオリジナルアルバムを初めて買う人には個人的にはオススメしないCDです。
自身中学の時にこれをミスチルのアルバムで初めて購入してガッカリした覚えがあります。その後聴き込んでいくうちに奥の深い良いCDということに気づきました。8年経った今でも普通に聴けるくらいですから。
これからと言う人にはBOLEROかQ辺りをオススメしたいです。
3,5,8,11曲目が個人的に好きです。
「ミスチル最高傑作!!」
おすすめ度 ★★★★★
個人的にミスチル最高のアルバムであり、日本のROCK史に残る傑作だと思う。日本では(というよりはCD時代に入ってからは)コンセプトアルバムというもの自体珍しいように思うが、この「深海」は好きな曲を拾って聴くようなアルバムではなく、アルバム全体の統一感の中で、しっかり聴き込めるアルバムに仕上がっている。このアルバムの後、ベスト盤的要素が強い「BORERO」がリリースされたわけであるが、個人的には完成度でこのアルバムの方が上だと思う。それにしても当時のミスチルは凄まじいほどのクオリティとパワーを誇っていたのだと感じる。
「ミスチルの生ロック!」
おすすめ度 ★★★★★
サウンドが前作と比べ大きく変化、歌詞の内容はより現実的に、
ジャケのデザインも渋い。そんでくらーい。
でもやっぱり全曲心にしみる曲ばっかり、泣いたこともある。
「ミスターチルドレンの"ロック"」
おすすめ度 ★★★★★
洋・邦含めて初めて買ったCD。海外のマイナーなミュージシャンまで聞き慣れた今でも、本当に素晴らしいアルバムだと思う。ミスターチルドレンが"ポップ " ではなく"ロック"している。コンセプト・アルバムということだが、「深海」のイメージぴったりの、透明で図太い音が鳴っている。NYウォーターフロントスタジオの素晴らしい録音。私にとっての理想の音。発売当初も賛否両論分かれたが、最近はメディアだけでなく本人達までもがこのアルバムをネガティブに捉えていることが残念でならない。
「桜井和寿よ何処へ行く?」
おすすめ度 ★★★★★
「深海」は前作「アトミック・ハート」対を成す彼等のキャリアでもっとも油の乗っていた時期の作品だ。
最初の3曲目まではイントロで、(4)「ありふれたLove Story」で男と女の恋愛の葛藤を描いてる。そう、このアルバムは詩を聞かないと意味はない。(5)「Mirror」なんか一番庶民的で、こういう曲を歌う時の桜井和寿が一番楽しんでる気がするのだが・・・。
シングル(7)「名もなき詩」みたいな内容的にポップじゃない曲が200万枚とか売れちゃうんだから凄い。この曲の詩は身を切り刻んでると思う。
社会風刺的曲も多い。(8)「So Let's Get Truth」は長渕 剛風のストリート・フォーク・ソング。もっと徹底してるのが、(10)「マシンガンをぶっ放せ」で後にシングルカットされた。(12)「虜」はシビアな内容の曲だが、しかし桜井和寿の「愛」というキーワードへの執拗なまでの探求は果てしない。この曲は後半、女性コーラスが入ったり、いかにもラストという感じだが、まだ終わらない。
(13)「花」はシングルだが、ここでもまた「恋愛感や感情論で愛は語れない」というような節回しが出てくる。ラスト(14)「深海」でオープニングに帰結していく。
重いテーマの多いアルバムだが、リアルタイムでは「アトミック・ハート」より愛聴したかもしれない。
「最高傑作」
おすすめ度 ★★★★★
このCDはほんとにすごいです。Mr.Childrenのすべてのアルバムの中で一番すばらしい作品だと思います。なぜかというと、とってもとっても内容が深いからです。
このアルバムはすべての曲がそろってひとつのものになっています。ほとんどの曲がきれいにつながっているのです。内容もすべての曲で共通していると思います。表し方はさまざまですが、どの曲も愛について歌っています。全体的には少し暗い感じの曲が多いですが、それがさらに歌詞の持つ意味をひきたたせていると思います。
聴いたひとそれぞれ感じることは違うと思いますが、深海という題のとおり、本当に奥の深い作品だと思います。ぜひみなさんに聴いていただきたい1枚です。
「超名作!」
おすすめ度 ★★★★★
このアルバムは、本当の海の音から始まる不思議なアルバムです。
しかし、中身はすごい事になってます。
特に聞き逃して欲しくないのは、
「臨時ニュース」→「マシンガンをぶっ放せ」→「ゆりかごのある丘から」の
曲の流れです。
マシンガン〜では、戦争と自分の心について歌い、ゆりかごの〜は、
戦場へ行った主人公と残された恋人について歌う一曲。
戦場から帰ってきたら、恋人は他の誰かの腕の中という超切ない曲です。
戦いには勝ったけれど僕は何を勝ち取ったんだ?と、自問自答します。
さらに、ありふれた〜もオススメ。
一度でも失恋した事のある人なら、絶対に共感してしまう歌詞がありますよ。
曲目リスト
1.ダイヴ
2.シーラカンス
3.手紙
4.ありふれたラヴ・ストーリー~男女問題はいつも面倒だ
5.ミラー
6.メイキング・ソングス
7.名もなき詩
8.ソー・レッツ・ゲット・トゥルース
9.臨時ニュース
10.マシンガンをぶっ放せ
11.ゆりかごのある丘から
12.虜
13.花-Me[']mento-Mori
14.深海
概要
空前の大ヒットを記録した前作『アトミックハート』から、2年ぶりにリリースされたフィフスアルバム。ポップなメロディを得意とする彼らが、一転してハードでへヴィーなトーンで迫り、新たなファン層を獲得した。
アルバム全体に流れている「自分のなかで、何が一番価値があるものなのか」「自分が本当に欲しているものは何なのか」といった迷いを、懸命に探り続ける。そのピンと張り詰めたような緊張感が心地よい。この『深海』というタイトルは、<2>のイメージから生まれたという。ほかに<7><10><13>など、シングルの名曲も多く収録している。(生野 舞)