「待望のアルバム発売!」おすすめ度
★★★★★待ちにまった新しいアルバムが4月に発売!「掌」、「くるみ」に続く、新しい曲が聴けるということで、本当に楽しみにしています。夏にラジオのみで流れていた「タガタメ」もアルバムに収録されるということですが、この曲の歌詞には驚きました。今までのミスチルとは少し違った感じの曲・・・。ポップな感じの曲が好きな方には多少重たく感じるかもしれません。しかし、この曲で桜井さんが伝えようとしていたメッセージ。このアルバムを買って、じっくりと歌詞も読もうと思っています。
ミスチルのアルバムは、音楽はもちろんですが、歌詞カードにもいろんなメッセージが含まれているように感じます。今回もそんなアルバムであればいいなぁと思います。
「今回のアルバム」
おすすめ度 ★★★★☆
今回のアルバムはシングルの曲がほとんどですが、どれもいい曲です。最近のミスチルの曲が好きな人にはたまらない一枚でしょう。聞きなれた曲も多いのでミスチルが始めての人にもオススメの一枚です。
「待ち望んでいたアルバム」
おすすめ度 ★★★★★
アルバムの発売日に買いに行きました。
私のミスチルの音楽の聴き方は、他のアーティストの音楽の聴き方とは異なっています。メロディーを覚えるくらいまで聞き込むまでは歌詞カードを見ないんです。なぜなら、耳障りの良い計算され尽くした言葉。韻を踏んでいる奇麗な言葉。そこで一度目の感動。次に歌詞を読んで二度目の感動。
今回のアルバムは一度目に聴いた時にいつも感じる新しい感じがなく、自然に耳に入ってきたように思います。私の感覚的な事だとは思いますが。これが桜井氏の言う誰にでも持っている「私服の音」なのだろうかと思いました。
「ミスチル史上、最も誠実なアルバム」
おすすめ度 ★★★★★
彼らが出したアルバムの中では、最もお気に入りの1枚。
最高傑作と名高い「深海」も、学生であった当時を思えば
それなりに盛り上がって聞いていたが、今聞けば内容が散漫で
「結局、何に反抗したかったの?」と問いたくなってくる。
「Q」は彼ら一番の奇作であり、気に入っているが、
やはり、少し深度が足りなかったアルバム「DISCOVERY」での
真摯な迷いを酔っ払い笑い飛ばすことで、
向き合わずに済ませたなという感が拭えない。
「It's a Wonderful World」からは、底知れぬパワーを感じるのだが
先日までタメ口で付き合っていた友人が、急に就職したような…
いわば、突然彼らが「ミスチル屋」になられたようで、一リスナーとして置いていかれた感が残った。
そして本作だ。こういうのが聴きたかった。ずっと待っていた。
死を身近に感じることでしか、掘り下げることができなかった
諦念、そこから来る希望への想いの落差など、さまざまな感情が
さまざまな摩擦にあてられながら、飾られることなく鳴っている。
もっと飾って欲しいと思うほどに(笑)
これは「深海」以上に重厚なアルバムだ。心して聴こう。
「キボウノオト」
おすすめ度 ★★★★★
アメリカのフォーク歌手であるジョーン・バエズが、アルガニスタンの難民の慰問に行き歌を歌ったら「歌などいいから食い物をよこせ」と言われた話は有名だ。飢えた難民の前で、音楽は全く無力だったのだ。では例えば「失恋で自殺を決意した人間に、皿いっぱいの食べ物は有効か」と考えた場合はどうか。この場合“皿いっぱいの食べ物”が有効に働くケースは少ないと思われる。ところがこの場合、たった1冊の小説が、あるいは1曲の音楽が、自殺を決意した人間の命を救う…という事は大いに考えられる。ここにおいて音楽は、大いに“有効”なのである。 ミスターチルドレンの『シフクノオト』を聴いて、ふとそんな事を考えた。このアルバムは“希望”という言葉が最も似合う。CMでもお馴染みの「くるみ」を聴いて、絶望の淵から這い上がるきっかけを掴んだ人も多いだろう。「タガタメ」を聴いて、遥か遠くの国で現実に起こっている戦争を想い、生きる意味を再認識した人も多いはずだ。このアルバムは前述の例に例えれば、 “非常に有効”な楽曲が多く詰まっており、政治家や評論家の吐く欺瞞に満ちた言葉などとは比較にならないほど心を揺さぶる大きな力を持っている。正直な話、ミスチルがここまで凄いグループだとは思っていなかった。…音楽的な部分を見れば、ビートルズやエルトン・ジョンからの影響に加え、桑田佳祐からの影響も強く感じる。ミスチルは演奏技術についてはあまり語られる事が少ないように思うが、決してヘタクソなバンドではない。突出したテクニシャンがいるわけではないが、ツボを押さえた演奏は各楽器とも非常にバランスが良く、バンド一体となって本意である“言葉を伝える事”に徹しているように感じられる。
この作品がこの時代に発表された意義は大きく、ミスチルが今のこの時代に登場してきた意義は非常に大きい。将来的には是非、活動のフィールドを日本に限定せずに世界に打って出てもらいたいものだ。きっと世界中の人々の心に“有効”に働きかけてくれるはずだ。
「サブリミナル効果」
おすすめ度 ★★★★★
Innocent Worldの歌詞「近頃じゃ夕食の話題でさえ仕事に汚染されていて 様々な角度から物事を見ていたら自分を見失ってた」で自分のサラリーマン人生を言い当ててくれている感動からミスチルファンになった中年おやぢです。
この「シフクノオト」、すごいよ。歌詞だけ読んでごらん、現代社会の問題点を衝きつつ、それでも諦めずに人と人と連なりあって生きていこうよ、という呼びかけで一杯です。凡人の場合、こういう歌詞だと説教臭くなるんだけど、ミスチルは至極ポップなメロディーに歌詞をのせちゃうもんだから、サブリミナル効果的にすうっと沢山の人の耳に入っちゃうんだよね。それも悪いサブリミナルなら問題だけど、ある意味での励まし・良き意志の吹き込みだから素晴らしい。
ただ中年おやぢにとっての問題は、コンサートに行っても一緒に歌えないんだよね。一つには歌詞が複雑すぎて、二つにはメロディがポップすぎて、三つ目にはメロディに歌詞が沢山詰め込まれているから。でも若い人たちは一緒に唄っちゃったりして、おやぢには羨ましいよ。
やっぱ歌詞を味わう為にはCDを買って歌詞カードを見ながら何回も聞く、これがいいですな。
「何度聴いてもドキドキしてしまう」
おすすめ度 ★★★★★
中学1年生の時にinnocent worldやTomorrow Never Knowsを聴いて以来、なんだか、こんなことを言っては失礼ですが、
Mr.childrenの音楽と一緒に成長してきたんだ、という感覚があります。
初恋の思い出はOverとともにあり、取り返しのつかない過ちを名もなき詩で吐露した思い出があります。
また、時代の流れ、いつも流れに合わせるんじゃなくて、時代を意識した音楽がそこにあると思います。
それは、直接にもeverybody goesや奇蹟の地球、Hallelujahに表れているでしょう。
今回、Mr.childrenが魅せてくれた音楽は、とても大人の音楽であり、成熟された音楽だと感じました。
BOLEROや深海以降感じさせてくれるような、何度聴いても、その度に新しい想いを抱かせてしまう、
そんな音楽はより深みを増しているように思います。
くるみやAny、タガタメ、HEROに見られる歌詞は、現代への想いのように感じます。
シングル曲以外のレベルも当然高く、毎回のことですが、ミスチルのベストアルバムはBOLEROのような、
深海のような、シフクノオトのような…その時のコンディションによります、ということで。
私服の音であり、至福の音であると、それは疑うべくもない。ミスチルの存在の大きさに圧倒されてしまいます。
今流行の曲なんて全然知りません。でも、ミスチル世代と言えることが至福、とこのアルバムを聴いて改めて感じました。
全部歌詞を覚えていて、パッケージを見ただけでどのアルバムかわかってしまうミスチル世代として…。
最近の中学生なんかも聴いてくれているようで、うれしいです。新しいミスチルファンの方、他のアルバムもお薦めします。
私が家庭教師をしている中学生の子は、Tomorrow Never Knowsのイントロから感動してくれました。
一時の流行でないのが自分のことのようにうれしいです。
「どの曲も素晴らしいかぎりです。」
おすすめ度 ★★★★★
今までに発売されてきたシングルのany、HERO、掌・くるみに
加えて、カップリングの空風の帰り道を含めた全12曲で
それぞれの曲にさまざまな思いが歌詞にも曲自身にも込められていて
聴けば聴くほど、どんどん良さが伝わってくるかんじです。
アルバムから登場した7曲全てがシングルで出ていても
おかしくないぐらい素晴らしいものでした。
DVDはアルバムの製作状況や、秘話などが聞けます。
どの曲もそれぞれの個性が出ており、順番の配置にもこだわっているように思えました。
まだ聴いていない方にはぜひ、おすすめです。
「聴き込むに堪えうる名曲たち」
おすすめ度 ★★★★★
つい最近までミスチルの曲は全く知らなかった。
いつもヒットチャートに上るから耳にしたことはあっても、私の耳に留まることはこれまで一度もなかった。
昨年末、TVで小田和正と桜井氏のセッションを観て、初めて心に響くものを感じた。「Hero」「タガタメ」を熱唱した桜井氏は素敵だった。彼の音楽への情熱や確固たるポリシーにも興味を持った。「骨のある人だな・・・」と感じた。
その後、CMで耳にした「くるみ」でますますミスチルへの興味が高まった。たまたま友人がCDを貸してくれ、「掌」「くるみ」を繰り返し
聴き込んだ。聴き込まないとミスチルの本当のよさはわからない気がしたから。
「掌」のイントロを初めて聴いたときは「・・・U2?」と思ったけど、やはりここでも「骨のある」詞に唸らされ、乾いているのにどこかやさしさのある曲は聴き込むほどに心に染みた。「くるみ」も失恋の歌なのに聴き終わったは何だか希望が湧いてくる。そして珠玉の旋律・・・。2曲とも聴き込むほどに味わい深くなっていく。何度聞いても厭きない。これは久々の体験でミスチルの凄さを思い知らされた。
そしてこの「シフクノオト」は、当たり前のように手に入れ、また聴き込んでいる。聴けば聴くほどに、日々ミスチルの世界に引きずり込まれている。「Hero」は思わず泣けた。全然そうじゃないのにまるで主人からのメッセージのように聞こえて、主人が思わずいとおしくなった。
「タガタメ」も桜井氏のやさしさが溢れていて胸を打たれる。
どれもこれも全部、名曲。聴いていて飛ばしたくなる曲が一つもない!
「今さら」だけどミスチルと出会えて本当によかった・・・
「スルメのようなアルバム」
おすすめ度 ★★★★★
実はミスチルのアルバム、初めて購入しました。テレビやラジオで流れている曲が気に入って聴いてみたのですが、聴き込むにつれて、ギターの心地よい音からボーカルが、そして歌詞が耳に入ってくるようになりました。漫然と聴いているとボーカルの日本語は聞き取りにくいのですが、時々理解できる単語が突然、つながって一つの詩として頭に入ってきます。すごく力強い言葉がつづられていますね。全体の曲構成のバランスがよく、ひとつのストーリーを聴いているような印象をうけました。絶対にお勧めの一枚です。
「「タガタメで」の絶望と祈りが、「HERO」で救われる」
おすすめ度 ★★★★★
最初聞いたときは、すでにシングル化されている5曲のインパクトが強すぎて残りの新曲が、ぼやけた感じでしたが、DVDの中で、「普段着感覚で
聞けるアルバム」と言っているように、日常生活の中で、聴くほどに、しっくりとなじんでくるし、色々な「私服」のカラーも感じることのできるとてもよいアルバムだと思います。
いま気になっているのは「コスモスの花言葉」って何だったっけ?(笑)
「花言葉」と言う曲の中で、その答えが出てこないので、ミョーにひっかかっちゃって・・・
あと、ドコモのCM曲「PADDLE」は春らしく軽快な曲だし、ピアノのメロディが叙情的な「血の管」、ツアーのオープニングになりそうな「言わせてみてぇもんだ」、ちょっと不思議な感覚の「PinK〜奇妙な夢」、天国ヘ向かって逆の発想で激しく生きてみようと歌う「天頂バス」もいい。
圧巻はやはり「タガタメ」ですね。
とても重く、深い意味を感じる詩だけれど、この曲の中にある、“絶望”や“祈り”が、ラストの「HERO」につながって行くところで、感動が倍増です。
曲目リスト
1.言わせてみてぇもんだ
2.PADDLE
3.掌
4.くるみ
5.花言葉
6.Pink〜奇妙な夢
7.血の管
8.空風の帰り道
9.Any
10.天頂バス
11.タガタメ
12.HERO
概要
「私服の音」と「至福の音」という2つの意味が込められたタイトルが、すべてを言い表している。シングル「Any」から、「Hero」、カップリングの「空風の帰り道」、ダブルA面シングル「掌 / くるみ」をはじめ、ラジオ・オンエアのみで反響があった「タガタメ」を収録した本作は、約2年ぶり、11枚目のアルバムとなる。 ビートルズをはじめとするイギリスのロックからの影響を、何の言い訳もなく表現した「言わせてみてぇもんだ」からスタート。なんといっても、“普段の自分”をそのまま楽曲のモチーフにしているのが特徴だ。これを聴く限り、いつもの生活のなかで感じるちょっとした気分を、おそろしく優れたポップ・ミュージックとして表現できる才能を保持しているバンドは、ミスチル以外には思いつかない。ミスチルの最高傑作と言える1枚。(森 朋之)